Ricty は Inconsolata と Migu 1M の合成フォントで、生成スクリプトが公開されています。
合成には fontforge を使うのですが、 brew で入れると結構な数の依存パッケージが入ります。
fontforge は普段使いしていないので、おそらく Ricty の生成以外に使わない。
なので Mac に直接 fontforge を入れず、コンテナに入れて合成してみます。
環境
- OS: macOS Sierra 10.12.6
- Docker for mac: 18.03.1-ce, build 9ee9f40
- Distribution: CentOS Linux release 7.4.1708 (Core)
- fontforge: 20120731
- Ricty: 4.1.1
- Inconsolata: v2.001
- Migu 1M: 20150712
mac 側の事前準備(ダウンロード)
事前にダウンロードが必要なのはフォント2つ。
具体的には Inconsolata と Migu 1M の .ttf ファイルです。
加えて、Ricty の生成スクリプト ricty_generator.sh もダウンロードしておきます。
Migu 1M は unzip して、とりあえず全ファイルを ~/Downloads へ mv。
最終的な ~/Downloads はこんな感じになりました。
$ ls Downloads
Inconsolata-Bold.ttf Inconsolata-Regular.ttf ipag00303 migu-1m-bold.ttf migu-1m-regular.ttf migu-README.txt mplus-TESTFLIGHT-060 ricty_generator.sh
Docker に ~/Downloads を mount して合成
さて、合成に必要なファイル群は ~/Downloads に集まりました。
これを mount したコンテナを立ち上げて合成します。
具体的なコマンドはこんな感じ。run に渡す用のスクリプトを書いた方がスマートかも。
- $ docker run -v ~/Downloads/:/root/fonts -it centos:7
- # yum install -y fontforge
- # cd /root/fonts
- # chmod u+x ricty_generator.sh
- # ./ricty_generator.sh -n 4.1.1 Inconsolata-{Regular,Bold}.ttf migu-1m-{regular,bold}.ttf
生成されたフォントにバージョン番号を付けておきたいので、 "-n 4.1.1" オプションを指定しておきます。
実行した結果、~/Downloads はこんな感じになりました。
$ ls ~/Downloads
Inconsolata-Bold.ttf Inconsolata-Regular.ttf Ricty4.1.1-Bold.ttf Ricty4.1.1-BoldOblique.ttf
Ricty4.1.1-Oblique.ttf Ricty4.1.1-Regular.ttf Ricty4.1.1Discord-Bold.ttf
Ricty4.1.1Discord-BoldOblique.ttf Ricty4.1.1Discord-Oblique.ttf Ricty4.1.1Discord-Regular.ttf
ipag00303 migu-1m-bold.ttf migu-1m-regular.ttf migu-README.txt mplus-TESTFLIGHT-060
ricty_generator.sh
きちんと生成されていますね。良し良し。
0 件のコメント:
コメントを投稿